先日行われたJAWS DAYS 2024で発表されましたが、あべたくがAWS Samurai 2023を受賞しました。本当におめでとうございます。本人のブログはこちらです。
で、正直現地で発表見たときに結構泣いちゃったんですね。で、それについてXで「おいちゃん泣いちゃった」って書いたら、北海道のみうみうがその辺をぜひブログに書いてほしいということだったので(まぁそれがなくても書く予定ではありましたがw)、このブログを書くことにしました。
あべくん推しのひとりとして、お願いなのですが
— 三浦一樹 (@miu_crescent) 2024年3月4日
ぜひ、その涙の理由をブログにしたためてはいただけないでしょうか…笑
そんなわけで色々思い返しているんですが、この感情は何なんでしょうね・・・。考えてもうまくまとまらないので勢いに任せて色々ぶちまけてみます。
つらつらと思うままに書いてるし個人名について参照も何もつけてないので完全にチラ裏で人に伝わる内容なのか甚だ疑問ですが、Festa2023の振り返りブログも併せて読んでいただけると話が繋がりやすいかもしれません。
成長の軌跡を見守ってきた人として
まず1つには彼が熱量を持って、しかも楽しそうにコミュニティ活動をやっているのがすごく嬉しいです。コミュニティ活動の多くの先達や、歳の近いエンジニアたちに愛され、後押しされ、そこには結構なプレッシャー(体力精神だけでなく色々と)もあったと思うけど、それを撥ね退けるというか、周りから見ている分には本当に楽しんでる様子が伺えます。
僕自身も彼を後押し・・というか、まぁ悪い大人としてけしかけたり無茶振りをしたというほうが正解かもしれませんが、それに対してこちらの期待以上に応え、成長してくれている。僕が最初に色々けしかけたのって多分2022年の9月のタイ旅行のときなので、そこからほぼ1年半ですね。それでここまでたどり着いた。この1年半の彼の活動と成長を見てて、ほんとにこいつすげえなぁ、よくがんばったなぁ、そう思います。
そうやって考えてみると、1つには何というか、我が子が難関大学に合格したときの親父の気持ちみたいなものがあるのかな。我が家は娘一人で息子はいませんが。
まぁ正直ほぼ二周り下の子なんて言うと1歩間違えば親子でもおかしくない位の歳の差なわけですよ。それが平野さんに見出されて(事実誤認や語弊あったらごめんなさい)、コミュニティ活動面白いと思ってくれて、吉江さんとか松井さんとかみうみうとか美鈴ねーさんさんとか清家さんとかいろんな先輩の背中を見てめちゃ頑張ってここまで来た。まぁそれに感動しないわけないですよね。
・・書いててまた泣けてきた。
彼のひととなりを見ていて
先日亀田さんとも話してたんですが、彼が多くの人に愛されてるのは、彼自身の人柄もさることながら、周りの人への敬意と愛があり、それを彼に接しているみんなが感じてるからだと思うんですね。これ、僕は本当に彼の一番の長所だと思うのでこのままずっと伸びていってほしいと思ってます。
僕は単に古くからコミュニティにいるからそれなりに知人が多かったり知見や経験が多少はあったりという程度で、運営手腕が凄かったりすごい発表ができるような人でもないです。正直彼に対しても、(繰り返しになるけど)けしかけて無茶振りしてちょっとだけ手伝いつつ後は好きなようにやってるだけということで大したことはできてないと思ってます。
けど、彼はいつも僕に敬意を持って接してくれて、今回の発表の後もお礼を言いに来てくれたんです。何言ってんだよ、お礼を言うのはこっちの方だよ。
・・書いててまた泣いている。
コミュニティの恩送り
ここ数年やっぱり自分の中ではコミュニティ活動での恩送りっていうのは大きなテーマなんですね。去年デブサミでこーすけさん達とそういうテーマで話そうぜって言ってたんだけどCfP落ちちゃって宙ぶらりんになってて。ただ、またどこかのイベントでその話ができないかなぁと勝手に思ったりしてます。
有名な言葉ですよね、「恩は返すものではなく次の人に送っていくもの」。受けた恩って返せるものではないんですよ。僕も返せなかった恩をたくさん抱えてる。50年近く生きてくりゃそりゃもう数え切れない人に抱えきれないほどの恩を受けて、そして残念ながら返したくても返せない人も年々増えてきてます。そうなる前に返せればいいんですけど、まぁ正直無理ですよね・・。
そしてよく先方にも言われるんですよ、「そんなん恩でもなんでもないから気にするな、それでも返したいと思うなら同じことを次の人に送ってあげて」って。きっとこっちが恩だと思ってることも向こうからしたら別に恩でもないし、同じように僕が誰かにしたことも大したことでなくても向こうから見たら恩なんてこともあるんでしょう。
恩って受けた人がどう受け止めるかの話だから、本質的に「返す」という概念と結びつかないんじゃないかとかあれこれ考えてしまいます。しらんけど。
で、やっぱりコミュニティ方面で僕の恩人っていったら、何があっても藤崎さんなんですよ。で、彼から受けた恩は返せてないし、返せないんですよ。
じゃあこの恩ってどうしたらいいのかって考えたら、もう次世代に送っていくしかないんですよ。けど、どうやってその次世代を見つけるかとか、どうやってそこに送っていったらいいのかとか、正直わかんないで、手探りで試行錯誤であれやこれややってもなかなかうまくいかなくて、どうしていいか分からなくてずっと悩んで、色んな人にも相談したり話をしたり、少し進んではまた後退して。けど、やっぱり人って自分が今できることをできる範囲でやるしかないんですよ。
だから恩送りとか次世代へのバトンは自分の根源的なテーマとしては持ちつつ、ひとまずやれることを頑張ってるというのがここ数年の自分のコミュニティ活動の有り様だと思ってます。
そんな中で、あべたくが現れた。
藤崎さんが「しんどすぎてもう二度とやりたくない」と苦笑していた(らしい)JAWS Festaを福岡で行えた。しかも実行委員長があべたくだった。綺羅星のごとく現れた若い子たちが中心で動いてくれた。大成功だった。
そして、そんな活動を認められて、あべたくがSamurai2023になった。
ちょっとは恩送りができたんだろうか。このくらいじゃ送りきれてない恩がまだ僕の中にある。
・・書いててまた涙が止まらない。
道半ば
あべたく、まだ道は半ばだよ。いつかけしかけたようにAWS Heroまでは駆け上がってもらわないと(笑)
・・・というさらなる煽りはおいておいて(本心ですが)、なんかもう終わったことのように書いてますが、僕のコミュニティ活動も恩送りもまだ道半ば、恩送りは始まったばかりだし、きっとゴールなんてないはず。まだまだがんばりますよ。
最後に重ねて、AWS Samurai2023受賞された皆さん、特にあべたく、本当におめでとうございました。僕もまだまだ個人的にも頑張っていきますので改めて今後ともよろしくおねがいします。
P.S.
明日は娘の保育園の卒園式です。また絶対泣きます(確信)。