三つ星シェフ
小林圭さんが日本人で初めて三つ星を取られたそうです。
今日たまたま付けたテレビで小林圭さんのエピソードが紹介されてて面白かったので、ちょっとメモがてらブログを書いてみました。
なお、エピソードや文言はうろ覚えや私の解釈が入ってる部分もありますので間違ってるところありましたらご容赦ください。
謙虚な努力家
彼が師事した人や関わった人が、口を揃えて「彼は素晴らしい才能の持ち主だが、とても謙虚で努力家だ」と言われていました。
休む間もなく努力をする、というのは成功された人の多くに共通することですが、私はやはりこの「謙虚」というところが凄いと思いました。
傲慢で我が道行ってて敵も多いけど同じくらい味方もいるといったタイプの成功者も多数いますが、個人的にはやはり謙虚な方というのは好感が持てます(偉そうな言い方ですが)。
戦略
若い頃から金髪にして一目で覚えてもらえるようにしたとか、フランス料理は地方料理の集大成だから地方の有名シェフに弟子入りして順番に身につけたといったこともそうですが、自分の店を出して一つ星を取られた後のエピソードが面白かったです。
尖った料理であっという間に一つ星を取られた後、ひとときオーソドックスな料理などを出していたときに、「最近大人しくなったね、もっとせめて自分のやりたいことやったらどう?」と言われたそうです。それに対し、彼が「それは分かってる。けど、これやらないと二つ星取れない。二つ星を取れば多くの実力を持った人が、スタッフとして雇って欲しいと世界中から門戸を叩いてくるようになる。そうすれば人を選んで自分のチームが作れ、もっとやりたいことができる」と答えたそうです。
まさにチームで働く、チームビルディングをするための戦略です。この視点を持ち、しかも「狙って星を取りに行く」ということを実践されたというのは凄いですね。
感謝
そして、三つ星を取られたときのインタビューで、自分を支えてくれたスタッフ、そしてフランス料理に対して感謝の言葉を口にされました。
ここにも彼の謙虚さが現れているのだとは思いますが、素直に感謝を口にできる人というのは素晴らしいと思います。
まとめ
料理とITというのは異なる領域ではありますが、技術で人を幸せにするという点で共通点があるのかな、と思います。そして、それを超えても分野を超えて存在する働き方・生き方・在り方に非常に感銘を受けたのでした。
戦略的な努力、チームで働くことの大切さ、謙虚さ、そして感謝の心を忘れないというのは大変参考になりました。