10年(2)

JAWS-UG10周年

遅ればせながら、JAWS-UG10周年おめでとうございます。

2020年2月23日で、ちょうど10年だそうです。その日に東京で開催された飲み会に、ちょっとだけリモートでつないでいただけた(Facebook messangerで会話と写真撮影ができた)のはとても嬉しかったです。

 

振り返れば私自身はJAWS-UGに初めて参加したのは2014年5月、そして2015年11月のJAWS Festaで登壇デビュー、2016年頃(確か)からJAWS-UG福岡のコアメンバーにも参加させていただいてここまで6年やってきました。

JAWS Festaは登壇した2015年のみ、JAWS Daysは2016年/2017年と2回スタッフで参加しました。

 

 こうしてみると10年の歴史のうち半分以上は参加しているのに、未だに自分が新人だという意識が抜けないのは何故なんだろう(笑)

 

まとめ

個人として10年を振り返るのは以前こちらのエントリでやりましたが、ほんとにこの10年は色々ありましたね・・。

 

showm001.hatenablog.com

 

ちなみになんでJAWS-UGに初参加した年月を正確に覚えてるかというと、その時期に結婚して色々あったからよく覚えているのでした。

新婚早々あっちこっちの勉強会に行きまくる僕を温かく見守ってくれた妻には本当に感謝してます。あの時の経験と人脈があったからこそ今の僕があるのは間違いないです。

2月を振り返る

2月終了

既に3月に入ってしまいましたが、早くも2月も終了したのでまた5点満点で評価してみようと思います。

 

仕事のこと

新型コロナウイルスのこともあり、弊社は2月中晩頃から基本的に自宅作業推奨となりました。そのため、かなりの日数をリモートワークで行いました。

 

リモートワーク自体は1月に既に経験していたというのも幸いし、普通にこなせたように思います。ただ、しばらく続けてみて、「リモートだと働き過ぎる」という事象を経験しました。

この事象はリモートワークの話題ではよく「リモートになることでサボる人のことよりも、働きすぎることに注意すべき」と言われたりします。その人や仕事内容にもよりますが、少なくとも僕は「会話などのインタラプトがないと根を詰めてやってしまって、昼休み以外の休みを取るのを忘れていた」という状態になってしまいました。その時は集中力は持ってたとは思うのですが、あとからかなりヘトヘトになってるわ肩や腰はガチガチだわでこれはいかんと反省しました。

 

仕事の中身としては書いているコードもがっちり製品の中に組み込まれつつあり、ミーティングなどでも徐々に発言ができてきたように思います。

 

順調にこなせてきていますが、上記の反省点を鑑みて5段階評価は4点と言ったところでしょうか。

 

家庭のこと

娘の対応や家族の対応は1月よりはできたと思うのですが、体調不良や精神的に不安定だった時期があったこともあり、反省点の多い月でした。評価は1点とします。

 

勉強会参加・アウトプット

勉強会は2回参加しました。そのうち1回(JAWS-UG福岡)では20分枠での発表をし、いずれも参加ブログを書きました。ただ、発表は元々LT向けのネタを少し膨らませてデモを追加したということもあって20分枠としては少々物足りない物であったことを反省しています。

 

また、月の後半から自身や家族の体調不良があったり、精神的に不安定な時期もあったりでブログを継続することができませんでした。途切れたのは残念ですが、心身ともに健全でないと日記を書くこともままならないということが身に染みて分かりましたのでもう少し健康に気をつけようと思いました。

連続投稿が途切れたからということではありませんが、ブログは無理をせずに投稿数を増やしていければと思います。

連続投稿が途切れてしまったものの、勉強会参加とそのアウトプットはできたので3点としたいです。

 

健康面

1月の喉の痛みは治まったものの、鼻の調子が悪くしばらく辛い時期が続きました(花粉ではなく副鼻腔炎でした・・)。微熱が出たりもあって、初めて丸1日会社を休みました。

 

また、体調不良とともに週末に雨が重なったり、折からの新型コロナウイルスへの不安もあり、2月は1度も走ることができませんでした。本当に残念です。

 

体調不良があり、ジョギングもできなかったのでここは1点とします。

 

まとめ

4つの軸での振り返りで自己採点の平均は2.25点、中間値より下であまりよろしい月ではありませんでした。
全ての面において体調不良が足を引っ張った感じです。当たり前のことですが、まずは心身共に健康でないとなにもできない、ということですね。大いに反省して3月もまた頑張っていきたいと思います。

 

ホームパーティー

家飲み

家飲みとホームパーティーとの境目は果たしてどの辺なのか…というのは置いときまして、私が結婚後にしたかった夢の一つに「奥さんと自分の友人達を家に招いてホームパーティーをする」というのがありました。

幸い奥さんが理解を示してくれたのと、参加してくれる友人達のおかげで5年ほど続けて開催できています。

 

参加者全員が一品何かを準備して(買うか作るかに制限は設けてないけど、だいたいみんな作ってくる)、昼頃から集まって飲み物だけ買い出ししてスタートし、晩ご飯より前には解散…という感じで年に1~2回程度やっています。

 

やってみて

さて、念願叶って開催できてどうだったか…というと、これが思った以上に楽しい。参加した皆さんも楽しんでくれていて、これは実現できてほんとに良かったなと思っています。

気の置けない友人達と休みの日に昼からお酒飲みつつみんなのお手製の料理に舌鼓を打ち、ワイワイと雑談して気がつけば日も落ちて良い時間になっている。横を見れば妻が笑っている、娘が遊んでいる…。独身時代に夢見た景色がそこにありました。これ、夢オチだったら立ち直れないぞ(笑)

 

いずれ娘も大きくなれば自分の友達との付き合いを優先してこういった行事には参加してくれなくなるとは思いますが、今暫くは一緒に楽しんでくれればなと思います。

 

まとめ

リア充アピール…というのではないですが、この手の話題苦手な方には申し訳ありません。

まぁ個人の日記ですんで楽しかった一日の記録と言うことでご容赦を。

 

JAWS-UG福岡に参加しました

JAWS-UG福岡

JAWS-UG福岡は、AmazonWebServices(AWS)のユーザコミュニティであるJAWS-UGの、福岡支部です。

縁あって私もこちらのコアメンバーの一員として活動させていただいていますが、2020年2月18日に今年初めての勉強会を実施しました。遅くなりましたが、その参加ブログを書きます。

jaws-ug-kyushu.doorkeeper.jp

亀田さん

今回は、同日の午後に開催されたAWS主催の以下のイベントでエヴァンジェリストの亀田さんが来福されていたので、亀田さんをお迎えしてUGでもイベントをやろうと言うことでの開催となりました。

 

aws-seminar.smktg.jp

私はこちらにも参加していたのですが、亀田さんが発表の最後に「この後、夜の部としてUGやりますので是非皆さんもご参加を!」とイベントの紹介をしてくださいました。亀田さん、本当にありがとうございます!

 

さて、イベントの最初の発表はその亀田さんのお話から。

準備されていた資料とは別にAmazon PersonalizeとAmazon Forecastについて質問があったので急遽その説明資料を冒頭に追加されたとのこと。流石すぎます。

 

 

メインのお話はAWSの文化、主に新しいことをやるときの承認フローと結果の評価について。いくつかピックアップしますと、こんな内容がありました。

 

  • お客様はよりよい何かを求めているが、それが言語化されていない場合や要望が顕在化していないこともある
  • 変わらないものを探した方がより重要な知見を得られる
  • Working Backwards
  •  開発の前にプレスリリースを書いて、関係者各位で回し読みして合意してから進む。プレスリリースを読んで、出た質問からFAQを作る

  • イノベーションのための失敗を受け入れる。Amazon内部でもちゃんと承認プロセスを経ていれば失敗で責任を取らされると言うことはない


そして、今回一番の衝撃がこちら。

 

 

AWSJではエヴァンジェリストという職種は廃止されており、どうにかしようと考えた結果、折衷案として「社内でニックネームで呼びあう」という制度を導入し「Harunobu - Evangelist - Kameda」とすることで外でも「エヴァンジェリスト亀田です」と名乗っていたとか。まじかwww
それが今回、本社所属のエヴァンジェリストに配置転換があり、晴れて正式にエヴァンジェリストとなられたそうです。これは驚きました。

 

内村さん

続いて同じくJAWS-UG福岡のコアメンバーの内村さんによるre:Invent2019のre:Cap。自費でラスベガスまで行かれ、そのお話を多くの写真とともにお話しいただきました。

 

例年自費で参加されてるのは本当に凄いです。私も一度はre:Inventは参加してみたいと思ってますが、なかなか機会に恵まれずここまで来てます。いつかは行ってみたい!

 

最後は私の発表でした。先日参加したxAI Meetupでの加藤さんの発表を受け、実際にCustomVisionを試し、それをAWS上で動かしてみたというネタです。

LT予定(ただしオーバーラン気味)のものにデモを追加して20分のネタにしたので内容薄めですが、資料も公開してますので併せてご覧いただければ幸いです。

 

www.slideshare.net

 

LT

最後は近畿大学(福岡キャンパス)の3年生の森さんのLT。学生さんでスタートアップでも働いてて積極的にコミュニティで発表もしてって凄いです!

 

 

学生向けのJAWS-UG「JAWS-SC」の福岡開催も決定したそうです。詳細はこれからとのことですが、続報に期待です!

 

まとめ

 今年も無事にJAWS-UG福岡のイベントを開催できました。

 

しかし、折からの新型コロナウイルスの影響もあり、残念ながらしばらくJAWS-UG福岡はオフラインでの活動を自粛することとなりました。早期に事態が収束して、またもくもく会やイベントを開催できるようになる事を祈ります。

サイン

サイン本

結構ミーハーなので(笑)、著者の方にサインをいただける機会があるときは積極的にもらいにいっています。

特に最近は技術書などはコミュニティ活動などで著者の人と会う機会も多いため、会えそうなときは本を持っていっておいてサインをもらったりしています。

 

そんな中での自慢の一品(?)は「IoTエンジニア養成読本」で、著者の皆さんのサインが集まってますが、全員分そろってるのは恐らく世界にこの1冊だけと思われます(著者の方ご自身が「多分他にないと思う」と言われてるので)。

 

gihyo.jp

転売

このサイン本や、他にもサイン入りグッズやポスターの類、オークションサイトなどで結構出品されていることがあります。

 

同僚が話していたのですが、某アイドルグループがイベントで飲食店を回ってポスターを貼らせてもらうようお願いし、その場でサインした物が翌日某フリマアプリで売られていたとか。ファンの人は直筆サインがあるだけでもその店に行くというのに、こんなことした店にはそのグループのファンはもちろんのこと、アイドルファンという大きなグループ全体からもそっぽを向かれて大きなマイナスにしかならないと思うんだけどね・・・と悲しそうに話していました。

 

サイン本も、その人にお願いされて善意で著者の方がしたであろうものを売り飛ばすというのはどういう気持ちなんでしょう。一面だけで言えば、本人の中で価値がなくなったので欲しい人の手元に届くように売りに出した、捨てるよりはいいでしょ・・・という言い分は分からなくもないですが、私は心情として理解できません。

 

そもそも基本的によほど貴重なサインでない限り、そんな大した金額つきません(著者の方には大変失礼ではありますが・・)。むしろ「普通の人の感覚だと、無碍に処分しにくい」性質の物だから、普通の本以上に値段がつかないんです。

サイン本の価値は、金銭的価値ではないんです。著者の方とわずかな時間でも共有し、その本に対する思いを直接伝えられたという証なんです。だから、基本的には本人と著者の間にしか価値がなく、そしてそれ故にその価値はプライスレスなのです。

 

まとめ

サインされる方は結構転売等について「気にしてませんよ」と言われますが、本好きの人間としてはこれは許されざる行為です。そんな悲しいことが少しでも世の中から減って欲しいと切に願うところです。

 

当然私はサイン本は全部墓場まで持っていきます。うっかり会社の経費で買った本にサインしてもらった奴は全部自費で買い直して交換してますし、Kindle版と別にサインもらうように物理の本も買ったり、物理の本もサイン本と読む本は別にして2冊買うくらいは当たり前にやってます(そんなだから本棚片付かないってのはよく分かってます・・奥さんごめんなさい)

一回休み

体調不良

先日は喉の不調はあったものの、業務には支障は無かったのでリモートワークでお仕事していました。

しかし、昨日は久しぶりに熱まで出てちょっと辛かったので早退した上で病院にかかり、今日は一日お休みをもらいました。それに伴い、昨日はブログも一回休みとなりました。残念…。

 

経過

週の頭から少し鼻の調子は悪かったものの発熱は無かったので、昨日も普通に出勤しました。ただ、徐々に熱っぽい感じがしてきて辛くなってきたので早退。病院では微熱(37.5度)なのでインフルはなさそうと風邪薬を処方してもらってきました。

 

家に帰ってから38度を超えたのでインフルを心配しましたが、翌朝には下がっていたのでまず大丈夫そうと判断。念のために会社は一日お休みを頂きました。

 

まとめ

妻には「新しい仕事で緊張して頑張って知恵熱出たんやろ」と言われましたがまぁ身体は大事にしないとですね。

 

そして熱にうなされながらも夢の中でセミナー資料を見直して「あ、ここにこういう話を入れると良さそう」とかやってる自分に呆れるやら感心するやら(笑)

コミュニティの在り方

オタク?

この記事を読んだのですが、オタクという言葉の使われ方に悲しさを覚えつつも、書いてあることには共感を覚えたので、同様のテーマでちょっと書いてみようと思います。

 

news.line.me

ちなみに私はこの記事で言われているようなタイプの方を「オタク」と称するのはちょっと抵抗がある(文脈上語弊が生じる)ので、「先鋭化したマニア」と呼びたいと思います。

 

あるジャンルや業界・コミュニティが潰れるのは、ひとつにはそういった先鋭化したマニア(一部の古参)が新参を排除することが理由として挙げられます。少数の古参だけがぬるま湯の中で内輪ウケに終始し、新参や他のコミュニティとの交流を拒否し、最後は古参同士も喧嘩別れするというのが定番コースです。もしくは喧嘩別れはしてないけどコミュニティは大きくもならず、単に「潰れてないだけ」に落ち着いてしまう。村社会と言い換えてもいいのかもしれません。

 

恐ろしいことに、古今東西どんなジャンルやコミュニティでも同じようなことが起こっています。そうなるとこの排他性と攻撃性はもう人間の本性で避けようがないのではないかとすら思い、それに絶望して誰か今すぐ全ての人類に英知を授けてくれないかと思いつつアクシズを地球に落としたくなったりします。

 

パターン

ここでは、一つの例えとして新参のAさんがある勉強会に参加した場合を考えます。

 

Aさんが参加すると周りの人達はとてもその分野について博識で、それについて楽しそうに話しているのを見ました。Aさんはそれが羨ましく、一生懸命勉強してついていこうとしました。古参の人もそんなAさんを優しく受け入れて色々教えてくれ、どんどん知識がついてきたAさんはいつかその会の仲間として、かつて自分が憧れた楽しい会話に加わることができるようになりました。

その頃新しくやってきたBさんに対しても、Aさんはこれまでみんなが自分にしてくれたように優しく接し、教え導いて仲間を増やしました。

 

これはコミュニティの在り方としてはある種理想の状態です。Aさんは最初は古参の人達に憧れ、努力し、それを古参が受け入れてくれたことで承認欲求が満たされ・・という状態です。

 

しかし、残念ながらなかなかこううまくはいきません。だいたいよくあるパターンとしては

 

  • 古参の喋ってることが完全に内輪ウケで、Aさんがそもそも憧れを感じない
  • Aさんが教わろうとしても耳を貸さない。または「え、おまえそんなことも知らないの?」と馬鹿にする。Aさんは嫌になってフェードアウトする
  • Aさんが馬鹿にされたコンプレックスをバネに勉強してついに古参になったとき、古参と「あなたの考えは古い、今はもっとこうなんだよ」などと逆に指摘して喧嘩してコミュニティを割る
  • 幸いコミュニティは割れなかったが、次に来た新参のBさんに対して「え、おまえそんなことも知らないの?」と馬鹿にする(自分も通ってきた道だ、このスパルタを乗り越えてこい・・というゆがんだ優越感)
  • 人が増えてきたときに「初期の頃の少人数でまったりやってた雰囲気が好きだった」と文句を言い出す古参が出る(円満にフェードアウトして新陳代謝に繋がるならまだいいんですけど、そういう人ほど居座り続ける)

 

なんてのはよく耳にしますし、目にします。心当たりのある方も多いのではないでしょうか。心当たりありすぎて書いてて胃が痛くなってきた・・・。

 

対策

これに対する特効薬、あればいいんですけどまぁそんな都合のいいものはないからアクシズを落としたく(しつこい)

 

「ニワカ歓迎」としてうまくいったラグビーWCの例もありますので、新参にやさしく受け入れればいいかというと、今度は古参から文句が出たりします。

 

一つの方法としてはそうなったら可能ならば会を分割するとか、心を鬼にしてその古参を切り捨てることで新陳代謝を強制するかというのはあります。転石苔を生ぜずともいいますし、新陳代謝が活発なコミュニティというのは衰退しないための一つの在り方なのかもしれません。ただ、これは得てして「コミュニティを存続させる」ことだけが目的になりがちなのでそれもどうなんだろうかという気もします。

 

ただ、少なくとも新参を大事にしなかったジャンルやコミュニティは衰退するというのは間違いないので、衰退させたくないのであれば新参は大事にすべきと思います。その上で古参との折り合いをどういう形でつけていくかはもうコミュニティの在り方次第なので、その意味でやはり残念ながら特効薬や万能薬はないのかなと思います。

 

まとめ

なぜマニアは先鋭化するのか?とか新参に優しくするってどういうことか?あたりも書こうと思ったのですが、うまくいかなかったパターンを列挙してるあたりで心が折れたので(心当たりありすぎて)今日はこの辺で・・。

 

というわけで、次回に続きます。