ハンズオン

ハンズオン?

IT関連の勉強会では、よくハンズオンというものが実施されます。

なじみのない方のために説明すると、実際に手を動かして触ってみて学ぶという学習方法です。「体験学習」というと分かりやすいでしょうか。

 

ちなみにWikipediaでの説明はこんな感じです。

ja.wikipedia.org

私は初めてJAWS-UGに参加するときに申し込みページで「ハンズオン希望者こちら」と書いてあるのを見て「なんか分からんけどポチっとくか!」で申し込んで、当日参加するまでハンズオンって何のことか知らなかったというのがハンズオンデビューでした。ちょっとは調べてから行けよ、当時の自分(笑)

 

講師役

最近はユーザグループを開催する側でハンズオンを企画して、その講師役や講師役の補佐をする機会も増えてきました。

 

講師役は、事前に準備されていた資料に基づいて参加者に説明をしたり、質問を受け付けることになります。

資料自体は他の人(メインの講師だったり、ベンダーだったり)が準備してくれているとしても、資料の内容と実際の作業をしっかり予習して自分でも体験しておき、どのくらいのペースで進めるとどのくらい時間がかかるのか、どこがつまずきやすいのか、どんな質問が想定されるからそれにどう答えるかといったことをしっかり予習しておく必要があります。

この準備がちゃんとできてないと、当日になってハンズオンの流れが分かってなくてバタバタしたり、説明がガタガタで全然伝わらなかったり、うまく進まない参加者のフォローもできなかったりで時間内にハンズオンを終えられなかった参加者が多数となってしまう羽目になります。せっかく参加してくれた皆さんに満足してもらえなかった、内容を伝えられなかったというのは本当に残念なことです。

逆に、順調に進んで完走率も高く、皆様からの反応も良かったハンズオンの講師をやったときにはとても誇らしい気分になります。

 

また、講師を出来ると言うことはハンズオンの内容はきっちり理解することはもちろん、その周辺知識もある程度以上理解しているということでもありますので、自分自身の理解度は自分一人で勉強しただけの状態とはとは段違いのレベルに達することができます。「教えることは学ぶこと」とはよく言ったものです。

 

資料準備役

資料を準備する立場になるともっと大変です。ある事柄を伝えるためにどういうハンズオンを組み立てたらいいのか、題材をどうしたらいいのかを考えるためには講師役よりも更に高度に理解していないといけないのはもちろんのこと、発想力なども求められます。

 

その上で伝わりやすい資料を準備し、自分や他の人にお願いして通しでやってみて、内容に問題はないか、伝わりにくそうな所はないか、多くの参加者が時間内で終わりそうな分量か、次の学びにつなげられる発展性があるかなどを確認しては資料を修正していきます。

慣れないうちは(というか慣れてからも)呆れるほどの時間と労力がかかり、そしてハンズオン当日になってみたら資料に画面キャプチャ貼ってたら本番環境の画面ががらっと変わってて頭を抱えるなんてことを何度も繰り返して僕らは大人になっていきます。

 

・・・書いてて胃が痛くなってきた(´・ω・`)

 

まとめ

ハンズオンの企画をして資料を作られてる皆さん、本当にいつもありがとうございます。自分でもやってみるにつけその大変さが身に沁み、本当に頭下がりますし尊敬しかありません。今年はハンズオンの企画や資料を作る機会も増えそうなので、頑張っていきます。

 

あと、学生時代に「自分の書いた教科書を学生に売りつけるなよなー」とか「この授業ほんとにつまらんなー」とか「授業の準備が大変とかいうけど、教科書読み上げてるだけやん」とか生意気言ってすいませんでした。恩師の皆さんごめんなさい(笑)