走るということ

走るの好き?

今年はジョギングの習慣づけを抱負の一つとしていますので、今日はちょっとその事に触れてみたいと思います。

 

ここ数年、毎年少なくとも1回は10kmのレースには出て、その事をFacebookに書いているので「走るの好きなんですねー」と言われることがありますが、実を言うと走ること自体はそんなに好きなわけではありません。練習は毎度走り始めるまでは気が重いし、走り始めはまだ身体も重くて気は乗ってこないしでなんでこんなことやってんだろうかとほぼ毎回思ってます。

 

ラン歴を振り返る

私のラン歴を振り返ってみると、そもそも小学5年生の時に肥満で酷いことになってた僕を見かねて親が尻を叩いて走らせたのがことのはじまりでした。朝晩3km程度は知ることで幸いダイエットは成功しましたし、練習した分の成果は出てそれなりの成績も出てたんですが、とにかく嫌いでした。部活で吹奏楽を選んだのはひとつには学校でまで毎日走るなんて絶対嫌だったから文化部を選んだというのも理由だったりします。

 

高校生になると、朝課外(福岡の高校では通常の授業の前に「任意という名前の強制」で課外授業があるのです)があるので朝は早くでないと行けないし、部活が終わって電車で帰ってくるとかなり遅い時間ですのでさすがにもう朝晩走るのは免除になりました。

 

その後はずっと走ってなかったのですが、ある日お世話になっているBarのマスターにリレーマラソン(チームで手分けして42.195kmを走るレース)に誘っていただいたのを契機に復活しました。それ以来、何とか続いている状態です。

 

こうして振り返ってみても、最初からずっと嫌いで、好きだった時期は一度もなかったように思います。これだけ嫌いだと言っておいて何故私は走ってるんでしょうか?

 

心身のメンテナンス

太りやすい体質、デスクワークであまり動かない生活、食べるの大好き(しかも炭水化物ラブ)ということでちょっと油断するとあっという間に体重が増えるので、その対策として少しでも身体を動かそうとしてます。歳とともに体力の衰えも感じてるので、それも何とかしたいですしね。

 

また、走ってる間はあまり色々なことを考えないし、身体を動かして汗をかくのはストレス発散にはいいようです。

 

後半~終了後の気持ちよさ

 先述のように走り出すまでと前半はとにかく気が重くてそれが嫌でしょうがないです。ただ、後半になってくると徐々にそれが軽くなって気持ちよくなってきます。ランナーズハイ、というほどのものではないですが、確かに気持ちよく感じるときがあります(最後まできついときもありますが)。

 

そして、終わったときはさらに気持ちいいです。達成感もありますし、ビールもご飯も美味しいです。リレーマラソンに参加したのも、「終わった後にチームの皆で飲むビール最高ですよ!」と言われたからでした(笑)。

最近は諸々の事情で走った後にお酒飲むことはほとんどないですが、ノンアルコールビールであってもやはり身体動かした後というのは格別です。

 

思索の時間

走ってる間は「あまり色々は」考えないんですが、とりとめもなく思考を巡らしはします。よく「走ってる間は頭を空っぽに出来ていい」と言われる方もいますが、僕は空っぽまではできないです。ただ、走ってる間は深くは考えられないので、ぼんやりとあれこれ思考を巡らします。

 

この、「あれこれ思考を巡らす」というのがストレス解消とともに、普段考えていることの整理にとてもいいようです。走り終わった後にうまいこと思いついてることもありますし、ブログや登壇のネタがぼんやりと浮かんでいてとっかかりになったりします。

 

承認要求を満たせる

走ってその成果を公表すると、皆さんに「凄い、走ってるんだ!」と、すごく沢山のプラスの反応をもらえます。私、褒められたら伸びるタイプですんで皆さんのこの反応は相当プラスに働いてます(笑)

 

なんだかんだで好き?

身体を動かすこと自体は好きですし、走るのも最初の気持ちの重さはあるものの終わってみたら楽しんでいるようなので、なんだかんだいっても実は好きなのかもしれませんね。

習慣づけが進むと少しずつ気持ちの重さも軽減されて、もっと好きな方に傾くかもしれませんし、今年は頑張ってみようかと思います。